菊知真由美さんのおとぎ話のような世界観のうつわのご紹介です!
埼玉県所沢市で作陶している菊知さん。実は店主も所沢の出身ということもあり、以前からいつか是非取り扱いさせていただきたいと思っていた作家さんのお一人でした。
小さな頃から絵を描いたり、紙を使って何かを作ったりすることが大好きだった菊知さん。「今もちくちくと裁縫をしたり基本おうちにいることが好きなんです。」とのことですが、ゆっくりとご自身の時間に入り、豊かな想像力で絵本のような愛らしい作品が生まれているんだなと感じました。
「家に籠ってばかりだから、たまに連れ出していただいて感謝してます。」お会いする機会をいただいた際もそう優しくおっしゃってくださり、こちらも心がホッコリあたたかくなるようなお人柄でもあります。
**飯能焼の工房で登り窯や陶芸に接する機会があり、工房の様子を見た時に、「この空間はとてもいいな」と感じたのが陶芸をするきっかけだったそうです。みずみずしい感性が陶芸に出会われた瞬間でした。武蔵野美術大学短期大学部では工芸デザインを選考し陶芸を学ばれます。陶芸教室に勤めた後、今から約3年前に独立。今はご自宅の工房で日々制作をされています。
やさしい絵柄は手描きではなく、''和紙染め''という技法で表現しています。通常和紙染めは、和紙に色をつけ素地に色を移していくのですが、菊知さんは色々と試行錯誤した結果、キッチンペーパーを使用しているそうです。
土は九谷の半磁器土を使用。ふんわりとしたやわらかな雰囲気を。また、青い色は呉須ではなく、顔料を調整して作り出しているそうです。どの色もやわらかな色彩で心が和みます。
**飯能焼 埼玉県の飯能周辺で窯跡が発見されている。確実な始まりの時期は不明だが、その中の一つ原窯は天保3年(1832年)と言われている。明治に一度飯能焼は途絶えるが、虎澤英雄、岸道生などによって再興した。
さて、取り扱い作品のご紹介です!
愛らしい動物シリーズ。どれもおとぎの国から抜け出してきたようで楽し気ですね。
このきつねさんは、ちょっと後ろが気になっている?愛らしいしぐさですね。
こちらの薬味入れは、かわいいお魚柄の小さじ付きです!
「作品には薄く食用シリコンをかけているので、染み込みは少なく、美しい風合いも長くお愉しみいただけると思います。」と菊知さん。手触りもつるっと滑らかで、見た目よりも軽くて持ちやすいものばかりです。
お花シリーズはパステルカラーのやさしいお色にキュンとします。
ミモザ リムプレート
毎日の生活の中で、ほんのりと華やぎを感じられるような作品を目指して制作されています。これからも菊知さんらしい素敵な作品を楽しみにしてます!
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