エレガントな曲線や気品のある色合い。とっても素敵な若菜綾子さんの作品をお取り扱いをさせていただくことになりました!栃木の工房でお話を伺いました。
短大のグラフィックコースを卒業後、デザインの仕事をされていた若菜さん。器を集めることや作る事が好きだったこともあり、
「特にきっかけがあったわけではないんです。純粋に陶芸が楽しくて飽きることがなくて...それが続けている理由だと思います。」
栃木の若菜さんの工房は作品と同じようにすっきり機能的でありながらセンスが感じられる気持ちの良い空間です。
きちんと整えられた窯スペース。工房にお邪魔した時にはさわやかな風が入っていきていました。
さて、作品のご紹介です!
若葉さんの作品の魅力のひとつである優雅で洗練されたしのぎ。
こちらは彫刻刀を使用し表現をつけています。しのぎや矢羽根彫りは丸刀、一輪挿しや花器などは複数の彫刻刀を使い分けて制作しています。
アンティークのような優美さと繊細さ。植物やお花、木の実やお野菜などからもインスピレーションを受けているそうです。確かに自然界には本当に美しいカタチのものばかり。発想の源はそういったところからきているのですね。
白い作品は半磁器になります。土のあたたさと石の凛とした存在感も感じます。少し青みがかったオリジナルの白の釉薬が、より一層品のある雰囲気に。表面はマットな風合いです。
茶色の作品は益子の土を使った陶器。少し濃い目の飴釉薬が上品でシックな色合いになりテーブルの素敵なアクセントになりそうです。
「食卓に並ぶ様々な器と相性が良く、毎日手に取ってもらえるような器。カップ類は手に馴染む物」を意識して制作されている若菜さん。日常の暮らしの中にそっと溶け込み、日々の忙しさの中でほっとした心地よい時間を一緒に過ごせそうです。
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