手仕事のぬくもりが伝わるモノづくり - 眞窯 -

愛知県瀬戸市の窯元「眞窯」
瀬戸の北東部にある工房にお邪魔してお話を伺わせていただきました!

 (一部内容を2023年6月に更新しております)

瀬戸の窯元眞窯 工房訪問


眞窯は焼き物の地に100年続く窯元で、現在は3代目の加藤眞也さん、美穂子さんご夫妻と娘さんで4代目の加藤真雪さんのご家族で窯を営んでいます。

伺ったのはある冬の日の夕方。
自然豊かな山間の工房におだやかな夕日が差し込んでいました。工房前のスペースには眞窯の作品が埋め込まれています。

眞窯の工房前


真雪さんの雰囲気とマッチしてとっても素敵な作業部屋。壁はご自分で塗られたとのこと。

瀬戸加藤真雪さんの作業部屋


絵付けされた作品たち。風に吹かれて気持ちよさそうでした。

瀬戸焼眞窯の通販


大学の国際関係学部で学ばれ、ドイツ留学などもされた真雪さん。瀬戸染付の窯元の家に生まれ、陶芸に興味はあったそうですが、正直作るのは苦手だったとのこと。何よりもインスピレーションが浮かばない時はとても苦しかったそうです。幸か不幸か、このコロナで納期に追われることが一時期無くなったため、頭の中に散らばっていたアイデアを整理、具現化することができたのだそう。

当店でも人気の猫マグ。
猫マグ

後ろもとってもキュートです!
眞窯猫マグ

眞窯の特徴である、白めの素地に明るめの呉須色(ごす:酸化コバルトが主原料とした顔料)がやさしく映えます。「ねらし」と呼ばれる瀬戸地方独特の焼成方法(一定時間高温を保ち焼く)を用いることで、瑞々しく凛としたブルーが表現できるのだそうです。

眞窯

どのお品も手仕事の跡を楽しめるよう温もりのある風合いを大切に作陶されています。

陶箱。何を入れようかな?
眞窯宝物入れ

伝統工芸士にも認定された真雪さんの美しい麻の葉模様の鉢。

眞窯さんの麻の葉鉢通販

ハレやケの日にも大活躍しそうな爽やかで品のあるお品です。

眞窯

工房の隣には妹さんが営んでいるとても可愛いらしい焼き菓子のお店&カフェ「mitten」があります。また、商品の店舗は現在は予約制となっているそうですのでご来店の際はお電話してみてくださいね!
瀬戸焼眞窯カフェ


焼き物全般を指す言葉の由来となった「せともの」の街なので、焼き物に関係する仕事に携わっている方が多く、何か困ったことがあると窯元仲間や陶磁器製造に関係した方に相談して解決することも多いとおっしゃいます。海外への発信や様々なアーティストとの交流など積極的に持たれ、色々なことにチャレンジをされている真雪さん。今後とも素敵な作品楽しみにしてますね!

眞窯のうつわはこちら
眞窯

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