百花景　そばちょこグラス　もみじ｜金津沙矢香

四季の情景をガラスに映して

淡くやわらかな色彩が光の加減で表情が変わるさまは、美しい季節の情景が浮かび上がり、まるで夢の中を歩いているような感覚に誘われます。心のひだにそっと触れ、その静かな輝きが日々の暮らしに魔法をかけてくれるようです。

サンドブラストの技法で刻まれた花や植物の模様は、吹きガラスの透明な世界にそっと息づき、一筆一筆、色が重なり合うように想いを込めて仕上げられています。手間暇を惜しまず、何度も手を加えながら作られるグラスは、作り手の静かな情熱と、自然に対する深いまなざしから生み出されています。


飲み物を注げば、底に描かれた模様がグラスの側面にゆらりと映り、時間の流れさえ忘れるほどの美しい姿を見せてくれます。光と影、液体と色、風のゆらぎまですべてが一つになり、見るたびに違う物語を紡ぎ出していくようです。


日々のテーブルに光を落とし、季節の情景を映し出すようなグラス。ふとした瞬間も、心に残る時間もやさしく包み込みながら時を重ね、記憶とともにある大切なものとなってゆくことでしょう。

ひとつひとつ手づくりのため色味、かたち、大きさ、重さ、厚み、柄・模様の微妙な違い、掠れ、大小の気泡やスジなど個体差がございます。手づくりならではの個性豊かな表情としてお楽しみください。どのお品が届くかはお選びできませんが、お手元に届くまでお楽しみにお待ちいただければ幸いです。気になる方は発送前にご連絡いただければお写真をメールいたします。

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